サヴァイヴ感想
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■20041007■

無人惑星サヴァイヴ 第49話「このままだとメノリ様が脱ぎますど(二度目)」



先週のひとことレス。

>「僕達は仲間だ!」って空耳が。
「ハワード…お前の贖罪はもう終わったんだよ……」……えぇ〜!?

>まったく今回の鯖は笑いどころが多くて参りました。
泣かせよう泣かせようとするほど笑いがこみあげてくる星サヴァイヴ。

■さて、そんな無人惑星は今日も笑顔に満ち満ちていました。
洗脳されてた割には、立ち直りの早いハワードとシャアラ。めっさ普通に合流してます。 洗脳中の記憶があるならある、ないならないで何か言うことあるだろう君ら。 エルチ・カーゴとか木村輝一とかの先人にすまないとは思わんのでしょうか。

■サヴァイヴもいよいよクライマックスで、いろんな事実が明らかになってきました。

・未来もインスタントラーメンは作られている。
・無人惑星にはインスタントラーメンは存在しなかった。
・タコは圧搾空気で動いている。(頭のネジはそのキャップ)

……それら衝撃の事実に比べれば、まあどうでもいいカンジの異変の謎を探るシンゴとチャコ。

「この星自体の軌道が関係してるとか…」

「ミランコビッチサイクルか…。けどそれやと気候変動しか説明でけへんしな〜」

「超楕円軌道を取る巨大質量惑星の周期と交錯してポールシフトが起こるのかもしれない」

「地軸の傾きを月をてこにして矯正してみたらどうやろう」

「シンゴは天才でしたが残念ながらネコは凡庸でした」

「なんやと」

……SF担当のふたりが視聴者を置いてけぼりにする中、残りのメンバーは観光ガイドタコの案内で反重力スリッパに乗ってテラフォーミングマシンへ。 スリッパといいエレベーターといい、ずいぶん危なっかしい乗り物ですなオイ。 古代サヴァイヴ人の大らかな民族性が見て取れます。滅びるのも無理はありません。 おかげでカオルの串ボキ以来のお笑いスタイルがおがめました。

■行きがダメなら帰りもつまずく。サヴァイヴァーに安穏な道のりは用意されていません。 「何たって1000年前の機械ですからね〜。いつかこんなことになると思ってたんですよ」 と、当の1000年前の機械自身が保証するありさま。サヴァイヴなんかソッコーで壊れましたけども。完全に保証期間内でしたけども。 シンゴの知恵が回るのがもう少し遅ければ、ハワードの腹チラ以上のものが拝めたでしょうに。ちっ(心から残念そうに)。

■そして、彼らを無人惑星に導いた重力嵐がすべての元凶であったと知る一同。 すべての元凶はハワードじゃなかった……! ていうか、もはやルナの方がキナ臭いです。 無人惑星乱るるとき必ずやあらわれる伝説の勇者、ってカンジの展開です。巻き込まれたほか6人と1匹はたまったもんじゃありません。 しかも救われるべき世界の住人はすでに絶滅してたりしますし。

次回、またしても落ちていくハワードとシャアラ。
あなたが落としたのはこのよいハワードですか? それともこの悪いハワードですか?  運命の選択を迫られる勇者ルナ。ご期待ください。




■20041014■

無人惑星サヴァイヴ 第50話「この星が好きだから」



■人を助けたいと思ったらまず自分の足元を確かめてから、という教訓話でした。 教訓を当事者たちが生かしているかどうかは別として。

■やはりサヴァイヴァーの運命の前に、ていうか星の運命の前に最後まで立ちふさがるのは我らが貴公子ハワードでした。 ルナにメロメロのサヴァイヴが役に立たないと察した無人惑星は、自ら地割れなどしてハワードを説得にかかります。 あそこでハワードが心変わりしなかったら、また落とされていたんでしょう。 マントル層まで落とされていたんでしょう。恐るべき電脳惑星サヴァイヴ。

■理想と現実の対立は、フィクションでは後者が頑迷ぽく描かれたりするのが常です。 その上、相手がルナで自分がハワードである、というのではまず勝ち目はありません。 結論から言うと、ハワードは泣くべきでした。 「会いたい…パパに会いたいんだよ…」とかつぶやきながら、ウソ泣きでもいいから涙をチラリとでも見せれば、一気に形勢は逆転したかもしれません。 涙カードを尻のときに使い切ってしまったのがハワの不幸でした。

■一方、仲間の信頼が高まるほどに視聴者の共感は失われていくルナさん。 サヴァイヴを懐柔したつもりで実は懐柔されていたようです。 そのうち「この星に人間は必要ないわ」とか言い出さなければいいのですが。 「救難信号を送ったらこの星の位置がわかってしまう…そしたらこの星はもりもりリゾート開発されちゃうわ。特にハワード財団なんかヤバイヴよ! すいませ〜ん(ホンジャマカ石塚)」とか疑心暗鬼に陥らねばいいのですが。 最初に言っておきます。犯人はルナです。真実はいつもひとつ!

■で、いちばん気になるのは無人惑星殺人事件でもデイアフター無人惑星でもなく、ハワードとシャアラの恋のゆくえです。 決定的にトドメを刺された気がするハワメノ人の断末魔の叫びが聞こえてきたような気がするのですが、幻聴でしょうか。生きのびれ




■20041022■

無人惑星サヴァイヴ 第51話「死ぬために行くんじゃない」



ハワメノの人お待たせしました(二度目)。

つかもう、こっちの心理を手玉に取られたような気がしました。 演奏が終わる前から拍手は予想できましたが、それがベルのものなのかハワードのものなのか。 長い長い演奏だった気がします。勝負はこの演奏が終わった瞬間に決まる…ってカンジでした。 「ハワメノ生か死か!」「か!」みたいな。

■ハワが現れた後も、まだ死闘は続きます。

「私を励ましてくれる素敵な紳士なら、さっきから傍にいる」

「えっ!?」


えっ!?

まだ引っ張るのか
どれだけ視聴者の心を千々に乱れさせれば気がすむのでしょう。

「えへへっ、こんばんわ〜」


なんだカブト虫か

■冷静に考えてみれば、いっしょに穴ボコに落ちたり偶然抱き合ったりしただけでハワシャだと決めつけるのも早合点だったかもしれません。 いっしょに穴ボコに落ちて結婚するのはヤマ空だけでじゅうぶんです。……あっまた別の傷口が開いた音が。

なんで悪の枢軸だったハワードがいつの間にやら愛の枢軸に鎮座ましましてるのか、理詰めで考えれば考えるほど納得がいかなかったりするわけですが、愛は理屈じゃないということでしょうか。 ハワードのあの赤くなりようはなんだ。さては何か決意を胸に秘めてやがったな。こいつ〜。

ハワメノ以外もなんか妙にうるおってるというか、妙につやつやしてるというか。 まあ、サヴァイヴと手打ちしたおかげで文明的なお風呂に入れたからだと考えるのが妥当でしょう。 勝負パンツまで用意してもらえたかどうかは知りませんが。

■話は前後しますが、

「どうしたんだ? こんな暗い中で」


……誰?

「オレもその言葉に救われた気がする」


誰!?

笑ってるよ

■いよいよ宇宙へ飛び出し、重力嵐と対峙する一同。 しかし最後の最後にサヴァイヴが謎の機能不全に陥ります。 宇宙船のコントロールを奪われ、クルーに次々と襲いかかる危機。 第一の被害者ルナ。そして次々と殺されるみんな。

「犯人は私!

おまえ犯人か!?


デイジ〜デイジ〜。動機は本名で呼んでくれないから


45〜48話 Etc. 最終話