サヴァイヴ感想
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■20040703■

無人惑星サヴァイヴ 第36話「とても大事な仲間です」

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……どんなときでも冷静にネタにしろと、それがネタ職人ってもんだろうとポルトさんが言ったので、涙をこらえてネタにします。むしろ泣きながらネタにします。

「ポルトさん! ポルトさん!」

「これは事件ね」

「じ、事件!?」

「まず第一発見者を疑えと言うな」

「最後に会ったのもシンゴだ」

「ぼくじゃない! ぼくはやってない!」

「ジャケットまで奪っている。強盗殺人か」

「ええ工具はメカニックの憧れやからな」

「これはもらったんだ!」

「遺体からアーモンドの匂いがする。青酸カリだ」

「シリンダーをメッキするときに使った青酸やな」

「動機、物証、状況証拠は揃った。あとは本人の自白だけだ」

「まあこれでも食べて」

「なんだよそのカツ丼!」

「きっと償ってやりなおせる。まだ12歳なんだし」

「オリオンを殺したサソリだって星座になったわ」

「何言ってるのかわかんないよ!」

……行けシンゴ! わしのしかばねを踏み越えて!

冗談はともかく、へこたれてる暇もなく大陸へ向けての航海がはじまりました。
それにしても、ハワードのへこたれなさは何なんだ。 カオルが機転を利かせなかったら、ポルトさんとシンゴの努力が文字通り水泡に帰すところでした。
まあポルトさんの言う通り、そういう体を張ったギャグこそがハワードの真骨頂なのかもしれません。 彼がいる限り、サヴァイヴァーたちはどんな苦境も笑顔で乗り越えていけるでしょう。とても大事な仲間です。多分




■20040711■

無人惑星サヴァイヴ 第37話「弱音を吐くな」

■ポルトさんが……。死後OPやEDから消されるというのは割と見ますが、死後追加されるというのはめずらしいです。 途中から見始めた人は「誰このジジィ」と思うのでしょうな。 もしそういう人が周りにいたら、ぜひ噛んで含めるように説いておいてください。 じじぃはいいやつだったと。むしろじじぃ最高なのだと。 ただこのアニメのテーマが「生きのびる」で、たまたまそれに合致しなかったというだけなのだと。

■さて、本編は嘔吐浸水遭難と嵐のような展開、というか嵐でした。 めのりんなどを見て、誰もがつわりか!? とボケてたのが容易に想像できるわけですが、あれがつわりだったら、おいらなどもう100回ほども妊娠しております。 乗り物酔いというジャンルの闘いで竹之内豊(クロマティ高校の)とタメを張るおいらは同情を禁じ得ません。 おいらだったら弱音を吐く気力さえなくなっていたでしょう。

■そんな役立たずなおいらの劣等感をはげしくゆさぶるベルとカオル。なんてたのもしいんだ。 でもそのたのもしいふたりが別のことにかかりきりになってるうちに、他のメンツは意味のないバケツリレーでムダに時間をつぶしておりました。 同じ高さの床に満ちた水を、なんでわざわざ左から右へリレーせねばならんのか。 動転するあまり、水は低きに流れるということを忘れていたようです。

■低きに流れていったのは水だけではありませんでした。荒れ狂う海に消えていったルナ。みんなをひっぱっていくリーダーを失って、サヴァイヴァーたちはこれからどうなるのでしょうか。 きっと大陸についた後、行動をめぐっていさかいが絶えなくなり、ひとり、またひとりと別れていって、ばらばらになってしまうのではないでしょうか。 その後、奇跡的に生還を果たしたルナが、再びみんなをひとつにまとめるのです。 ……どこかで見たような展開。……風邪、早く治せよ……というか、ルナこそ風邪ひいてそうですが




■20040722■

無人惑星サヴァイヴ 第39話「どうしてそんなものが」

名人

■えーと。
今回のサヴァイヴをどうスルーしろというのか

■いつも元気なルナさんが、今回は少しブルー入っています。 入っていたのはブルーだけではなくて、ナノマシンも入ってました。 「ナノマシンなんかに負けるもんですか!」……勝つとか負けるとかそういうものなんでしょうか。 今のところ入ってて良かったってカンジなんですが。 そのうちルナの性格が悪くなって、ムチを振るいだしたり、「靴が汚れる」とか言ってチャコを蹴ったりし始めたらそりゃ問題ですけども。 まあ、たとえ花粉症になりにくくなるにしても体内にサナダ虫が入ってるのはイヤな気分でしょうから、わからんでもないです。

■さて、そんなルナを元気づけるべく企画されたサプライズパーティ。オードブルはハワードの名人芸でした。 釣った小魚に巨大魚が喰らいつくというベタネタから始まって、釣ろうとして逆に釣られるという王道もバッチリ決め、その魚に追いまわされる姿はほとんど無形文化財の域に達していました。 ルナのときは嵐の海に飛び込もうとしたベルでさえ傍観者を決め込むしかない芸人ぶりです。 パーティの企画と準備に一枚も噛ませてもらえなかったカオルが嫉妬のモリを投げ込みに来たのも無理はありません。

■そしてメインディッシュは……やっぱりハワードでした。もうナウシカでもこの男を止められません。 ていうかシャアラ、これがやりたかっただけだろ! めのりんはダシにされた気がします。 めのりんとハワードの役が逆だったら、腐女子的には少しも面白くないですからねえ。姫メノも見たかった気もしますが。

瑣末事ながら、永遠に失われたと思われていたメノリのタイツが復活しておりましたな。

■デザートまでもハワードというハワード尽くしな一日。尻を振るな。パンツを見せるな。 満足感が高い割に微妙に胃もたれを感じる本日のサヴァイヴでした。もう当分ハワードはいいです




■20040820■

無人惑星サヴァイヴ 第43話「一緒にコロニーに帰るんだ」

男前


■第一回チキチキ、無人惑星サヴァイヴラストシーン予想大会〜

音楽:久石譲

……以後メガネ無しかよシャアラ。全国のめがねっ娘ファン滂沱


■そんな早いもの勝ちのネタはともかく。

ハワード最高

今までお前に向けて吐いた暴言のすべてを、今ここに取り消すよハワード……!

最高ですハワード。
男前ですハワード。
女装だって似合うぞハワード。
男、むしろ

男前ハワード同盟とかあったらうっかり入ってたところです。

■メルヘンちゃんのピンチに、彼の眠っていたヒーロー魂が覚醒し、無人惑星の空にうつくしくはばたきました。 カオルが乗り移ったかのような華麗な跳躍、危険もかえりみずメルヘンちゃんに手を伸ばし叱咤します。 「一緒にコロニーに帰るんだ!」……これはもうプロポーズと受け止めてもいいのではあるまいかメルヘンちゃん。

■どうも最近ハワードとシャアラのからみが多いと思ったら……。 流砂に呑まれたふたりは、最低でも半話ぶんはふたりきりの時間を過ごすわけですな。 長グツいっぱいロマンス喰ってろってカンジです。 しかもサブタイトルが「ハワードが助けてくれた」だし、まさか失神したハワードをシャアラがひきずってあらわれるなんて展開にはならんでしょう。 ふたり手に手を取って笑顔で皆と合流するか、あるいはハワードが鬼籍に入っているかのどっちかでしょう。

さて、急激に関係を深めつつあるハワシャに対し、ルナにフられ、シャアラまでハワードに奪われ、ひたすら二番手街道を突き進むベルの明日はどっちだ




■20040827■

無人惑星サヴァイヴ 第44話「ハワードが助けてくれた」

「ハワードとシャアラは僕のせいで死んだんだ……だったら僕も……」

「(バシッ)いい加減にしろ。お前が死んでどうなる。そんなことをしてハワードとシャアラが喜ぶと思ってるのか」

「メノリ……」

「シンゴ……」

「ジョグレス進化ぁ!!」

「しないしない」


■今回の演出を見て、脳内王大人が「死亡確認!」とか言ってるんですけど。

ま、まさかねぇ……

……

いじれない

ふたりの元気な笑顔を見るまではこの件に触れない方がいい?
いやですよおまいさん、無人惑星の大気圏を離脱していく宇宙船のバックの青空に笑顔でキメしてるじーさんの隣にハワードとメルヘンちゃんが添えられてたら。 ていうかじーさんこそ添え物になってたら

■おまえら、さも当然みたいに回想シーン入れるんじゃない。 ていうかめのりん、もっとマシなシーン思い出してやれ。捏造してもいいから。 シャアラだったら、ソフトフォーカスかかった画で花畑をこっちに向かって駆けてくる自分とか思い出してたぞ(自分なのかよ)。 「ハワード、シャアラ、僕は絶対に負けないからね」とか縁起でもないモノローグ入れるんじゃないシンゴ。 とりあえずハワードの上着は薄着のカオルに任せてはどうか。きみ遺品だらけやん

■その遺品の鏡に助けられたシンゴとめのりん。死んでからの方が役に立っているハワード。 これで生還してまたへたれてたらいろいろ気まずいですから、シャアラを助けたときのヒーロー回路が、ハワードの残りの一生、ずっと入ったままになってるに違いありません。 少なくともシャアラヴィジョンではそういうふうに見えるのです。ヤツはメガネ失ってる可能性が高いですからな。

次回予告になんだか別のアニメのキャラみたいなのがいますよ。具体的に言うとカスミンのキャラみたいな。これからどうなるのかしら〜


30〜35話 Etc. 45〜48話