サヴァイヴ感想
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■20040415■

無人惑星サヴァイヴ 第25話「未来のために」

「じゃ、三人を遺跡まで送ってくる」

「お願いね」

夫婦かおまえら
……一応、ルナがリーダーということになっているからなんでしょうけど、 そんなこと視聴者を含め誰もが忘れている気がします。 とはいえ、もしリーダーがめのりんだったら、

「………」

「気をつけて行け」

ということになるんでしょうけど。カオルコったらナイーヴだから。

■アダムの眠っていた遺跡が異星人の宇宙船であることが判明し、さっそく分析に取りかかるシンゴと猫。 しかし、元パイロット候補生のカオルに声がかからないのは解せません。 ルナはカオルの素性をみんなに話してないのでしょうか。 ホモとかいろいろ知られたくないことがあるにせよ、そのへんは適当に噛み砕いて、 有事に役立つ情報は周知しておくべきではないでしょうか。 カオルコもきっと、「誘って欲しかった…」と榊さんのように肩を落としながら、 サカナをモリで突いてることと思います。

■来週はついに救助が、しかし話はそう簡単に終わらないのであった…ってカンジです。 銀河漂流バイファムで言うと、ジェイナスがローデン大佐の艦隊に出会ったあたりの展開……ちょっとわかりにくいか。 ローデン大佐はトゥランファムを持ってきてくれましたが、救難信号に応えたオリオン号とやらは、 残りの話がダレないように、無人惑星にさらなる困難をもたらしにやってくるような雰囲気です。

なんたって、まだ残り27話もあるんだもの。(ミもフタもないことを)




■20040422■

無人惑星サヴァイヴ 第26話「応答願います」

改修しました

■追加キャラがジジィでがっかりしたヤツは黙って手を挙げなさい。


(-_-)ノ

■しかも、座礁した救助船にはまだまだややこしいのがたっぷり積まれていそうな雰囲気です。 少年犯罪者専門の護送船とかなら、今後いろいろ面白い展開がありそうなんですが、 もし老人ホームの送迎バスとかだったら目も当てられません。どっちかっていうと、 ネコバスみたいなフォルムでしたが。

■「宇宙船は?」「あります。でも重力制御ユニットが故障していて、稼動しません」 「姿勢制御ユニットは大丈夫か?」……どうも救助船の方も完調ではないようです。 ていうか、ニコイチにする気マンマンです。この調子で救難信号を使ってたくさん船をおびき寄せれば、 たとえそのことごとくが遭難しても、そのうち無人惑星を殖民星として開発できるくらいの物資が手に入るのではあるまいか。 ほとんど船幽霊のノリです。

■あの救助船が腐海に降りて蟲を殺したんじゃない限り、無人惑星は宇宙のサルガッソーとしか思えません。 船幽霊が衛星軌道上で重力ひしゃくを持って待ち構えてるに違いありません。 宇宙の事故で亡くなった人の霊が船幽霊になって……宇宙の事故で亡くなった……



おまえか!!

……間違いないです。なぜ彼らが宇宙の嵐に巻き込まれたのか、それはカオルといっしょにいたからです。 カオルを求めるルイの霊が招き寄せたんでしょう。

みんなが船幽霊の仲間入りをする前に、カオルコをいけにえとして捧げて供養したらいいと思います。




■20040429■

無人惑星サヴァイヴ 第27話「しぶとい奴ら」

しぶとい奴

■えーと、いじれない

……いろいろシャレにならないというか、もしこれがNHK教育じゃくて民放の深夜枠とかだったら、来週から怖くて見れなくなるところでした。 脱獄囚の3人目がわずかに笑いを誘ったのがせめてもの救いでした。あんまり健康的な笑いじゃないですけど。ていうか失笑
脱獄囚のリーダーぽい人は、遭難する前から遭難することを運命づけられていたような顔ですね。 何の予備知識もなしで見たら、こいつが主人公だと勘違いしそうです。

■そして、相変わらず無人惑星に破壊と混乱をもたらす男ハワード。 自滅しても自滅しても、その都度不死鳥のように起き上がってくる菅直人のような彼。 ハワード財団的には帰ってこない方がいいのかもしれません。ハワードのパパのことですから、 「世襲ではなく、優秀な人間を探したらたまたま息子だった」とかわけのわかんないこと言い出しそうです。

「ハワードが捕まったわ! 大変、助けに行かなきゃ!」

「自業自得や」

「でも善意から出た行為だし」

「どれだけがんばったかのゲームをしてるんじゃない」

「救助費用の一部は受益者負担だ」

「好きにしろ」

「ハワードはともかく、姿勢制御ユニットは取り返さないと」

いてもいなくてもサヴァイヴァーたちを悩ますハワードですが、とりあえずその救出作戦において、背面に敵を抱える危険はなくなりました。 ある意味サヴァイヴァーの結束力を強めてしまった脱獄囚たちに勝機はあるのでしょうか。




■20040506■

無人惑星サヴァイヴ 第28話「ただし魔法は尻から出る」

どうしようもないぼくに神が降りてきた

■なにこの次回予告

>救出作戦の中、ジルバの撃った毒針がハワードの尻に
>高熱でうなされるハワード。彼の、もうろうとした意識の中に去来するものとは…
>そして、彼の心の一番下に隠されていたのは…

面白すぎるだろ。いきなり次回予告さんで作ったのかと思いました。

かよ! 毒針が尻にかよ! いったい何の神が彼に降りてきてんねん、ちゅやつですよ。 無人惑星、いや、この宇宙で、彼ほど有為な人材は他におらんと言えるでしょう。 ハワード財団はどんな犠牲をはらってでも彼を救い出すべきです。こんな芸人を失うのは人類の損失です。

尻から回った毒が、いったいどんなハワードの姿をつまびらかにするというのか。
どんなドラマが、どんなトラウマがそこにあるというのか。
わがまま意のままガルバトロンな彼の心の奥底に、どんな真の彼が隠されているというのか。
そんな尻からこぼれたストーリーを見せられる方の身にもなってください。 泣きなさい? 笑いなさい? どっちやねんと。

シャアラが書き残した漂流記では、ある部分をあえて避けるように、 遠まわしな表現が用いられていたということです。

■尻はおいといて、肝心の本編ですが、首尾よくハワードを救い出したとして、あの3人の始末はいったいどうするんでしょう。 カオルに任せておけば、サクッと適当な処置をしてくれたかもしれませんが、ルナの「生きろ!」と左手ビンタでその道は断たれました。 今後、たとえ3人を追い詰めたところで、エセ人道主義者シャアラが平和運動に身を投じるであろうことは目に見えています。 万一、和解できたとしても、あの3人が干物を干したりトビハネを狩ったりパグゥにエサをやったりするのはおよそ画になりません。

ハワードが持っていった部品はなくてもいいものだったようですから、夜のうちにハワードごと火攻にするのが最善だったような気がします。




■20040513■

無人惑星サヴァイヴ 第29話「ハワードの尻が闇に染まる時」

「ボタンがあったら押すだろー!?」

「あー押すなあ」

「でもその横にボクが死ぬボタンがあったんだ。
それはさすがに押せなかったよー」


押せばよかったのに

それにしても、あんな重要なボタンを、まるでボヤッキーの自爆ボタンみたいなうかつな造りに設計した方も、バリバリPL法に引っかかりそうです。せめてバードミサイルのカバーくらいのものはつけておいて欲しいです。それでもハワードは押すでしょうけど。一秒間に16連射するでしょうけど。

■というわけで、無人惑星の悪の枢軸とまで呼ばれたハワードの改心エピソードでした。 ハワードの不注意ではじまった物語に、ハワードの身勝手が困難を呼び込み、脱獄囚との不期遭遇さえ成長の材料にしてしまう、ここまで来るとサヴァイヴの主人公はハワードなのかもしれないと思ってしまいます。 ルナは人格的に安定しすぎてて、緩衝材&超能力要員でしかなくなってますからな。

■ルナはどこまでも人格者でした。ハワードがどんなにわがままでも身勝手でもハワードでも赦します。

「よく話してくれたわ。これまでも責任を感じてずっと苦しんできたんじゃない?」


いいえ。そんなそぶりはまったく。ここまで罪悪感を隠しとおしてきたとしたら、たいした役者ですハワード。

■そんなハワードの走馬灯に出てきたメンバーの順番



ある種のグラデーションがかかってる気がして仕方がありません。

めのりんが最初でなくてホッとした人とガッカリした人とで明確に分かれそうです。 ハワルナの人がガッツポーズしてるさまが目に見えるようです。ハワルナの人は、薬を飲ませる場面でも、画面に映らず声だけ、というのに妄想をたくましくしたに違いありません。 ハワルナでないおいらでもしたくらいで。なぜ隠す

■ハワードに真珠の涙にアテられて、今回はちょっと歯切れが悪いです。 おいら、なんだかもうハワードが大好きになってます。だまされてる? 惜しむらくはハワードによくできたお兄さん(故人)がいなかったことですな。 それだとハワードJr.って名前に矛盾が生じてしまいますけど。

ともかく、これでようやくハワード財団のネーミングの謎が解明されました。 これで宇宙に残る謎は、ジャイアンの妹の名前がなぜジャイ子なのかということだけです。 ホーキング博士も頭を抱えるっちゅねん。


16〜24話 Etc. 30〜35話