光子郎をめぐる攻防
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100人から先は覚えていない
 光子郎ハンは、こと異性に関しては毒を盛るより盛られるタイプだと思うんですが、賢ちゃんと対峙したときは明らかにの目つきをしておりました。まあ、賢ちゃんは周囲の老若男虫をあまねく攻化させるフェロモンを通年で発散させてる子なんですけど。
 このふたりの会談は、は〜いステップ京さんのセッティングであることは想像に難くありませんが、やはり光子郎ハンはメールとかで『キミのことをいろいろ教えてください』とかダイレクトなアプローチを行ったんでしょうか。光子郎さんはストレート過ぎるのよ、とか諌める者はいなかったんでしょうか。
 失わざるべきものを失った者どうし、シンパシーでも感じたのか、油断しきった賢ちゃんは(いつもいつでも隙だらけなんですが)あのムダに灯りを抑えた部屋に光子郎ハンを招き入れてしまいました。
 光子郎ハンのパンチはストレートばかりではありません。「あの頃の僕はキミより小さくて…」などと、年上女性を口説くような台詞で距離をはかることも忘れません。痴色の紋章の持ち主と呼ばれる所以です。『恋の手ほどきなら僕に任せてください』とか、誰かに言われたようなことまで言ってたかもしれません。
 ちゅわけで、いろいろ知られてしまった賢ちゃん。その後、光子郎ハンの家に招かれ、佳江ハンのドーナツで一服盛られ「一生光子郎の友達でいてね」ちゅ血判状にサインさせられたかもしれません。光子郎ハンの部屋のドアに残った鍵の跡を発見して「この人もいろいろあったんだ…」と共感を深めたかもしれません。もちろんそれも光子郎ハンの計算のうちなのです。
Izzy=光子郎ハンアメリカン
「レアモン! 東京湾襲撃!」の光子郎ハンは抱き潰したくなるほどかわいいなあ。オイラが光子郎ママだったら、母の日に肩叩き券10枚つづりとかより、ひとり漫才券10枚つづりとかの方が嬉しいです。(光子郎にしてみれば羞恥プレイ以外の何物でもありませんが)
 母の日といえばカーネーションですが、赤いのを買うべきか白いのを買うべきか悩むマジメな光子郎ハン。で、いっしょについてきたミミが迷わず赤いのを取って光子郎に渡したりして。「ああ、ボクにはこの人しかいない」とかぐっと来てしまう光子郎ハン。いけません、です。
 策士策に溺れるちゅか、Dr.スランプ京さんを賢ちゃんのところに送り込んで諜報に従事させてる間に、京さん経由で光子郎ハンの情報もミミにダダ漏れなのです。まあ、ミミの場合単なる天然で、その天然っプリに光子郎ハンがまいってしまうちゅのもありそうですが。光子郎ハン天然好きですから(例:光子郎ママ)。
 光子郎ママがかわいいから光子郎ハンがマザコンに違いないちゅ理屈は言いがかりもはなはだしいですが、オイラ、最近ようやく例のミニドラマCDを聴いたんですよ。なんだ、やっぱりじゃん!
 同じ屋根の下、血のつながらない母子、八神裕司が夢見た理想の境遇。まあ、そこで狼になりれきれないのが光子郎ハンの光子郎ハンたる所以なわけで(そもそもデジモンでは狼を僭称するヤツらは100%の確率で受け子ちゃんだし)。オレンジの髪の猛将と呼ばれる光子郎ハンも、佳江さんが相手では、守勢に弱いという弱点を惜しみなくさらけ出してしまうことでしょう。
 ちゅわけで、知りたがり星国の王子様光子郎ハンは、包み込むような優しさの佳江さんと力強い優しさのミミちゃん、どちらをお選びになるのかしら? もちろん光子郎側にイニシアティヴはないんですが。
オフェンスはディフェンスから

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